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次の時代を創る世代の学生たちを鍛える。日本の閉塞感を打破し、世界へ飛び立て!

次の時代を創る世代の学生たちを鍛える。日本の閉塞感を打破し、世界へ飛び立て!

今年も大学生の就職活動が解禁となりました。ここ数年のなんだか落ち着かなかった就活解禁の議論を背景に、内定後の企業側、学生側の思惑も交錯して状況はやや複雑さを呈しています。たとえば、若年層人口の減少で学生自体の絶対数がかつてとは異なっていること、それにより優秀な学生の争奪戦とも言える採用側の事情。このことは、内定を出した後の学生を、就活を辞めさせることを約束させたうえで実際に入社を果たすまで非常に厳しく「囲い込む」という問題をも生み出しました。
などといった「2016就活事情」にあっても、ここ株式会社JELLYFISHの『ミラパス』説明会はどの回もにぎわいを見せています。

ミラパスとは 
内定後、入社までの期間を有意義に過ごすために、海外留学もしくはインターンシップ体験ができるサービス。㈱JELLYFISHのキャリアコンサルタントとともに“グローバル就活”を行い、内定取得後は費用負担ゼロで海外へ。同社の現地法人のある海外拠点だから、生活面のトータルなサポートが万全で安心かつ充実の期間を過ごすことができる仕組み。

今回は、『ミラパス』開発担当者である㈱JELLYFISHの新城優さんに、サービスの概要や状況、そして込められた思いなどをお聞きしてきました。

 

新城 優 プロフィール

_DSC3446大学卒業後、ITベンチャーで勤務するも、上場後4年で会社が倒産。営業力を買われ、大手人材紹介会社の拠点責任者として中国(上海、蘇州、天津)にて3年勤務後、別会社にてカンボジアでの新規事業開発を担当する。その後マーケットの規模感からASEANへ狙いを定め、自身のビジョンと合致したことから、2013年7月よりJELLYFISHグループのベトナムでの人材紹介事業の設立にあたり現地法人代表に就任。「留学の先に続く人材紹介」を志す。
2014年11月当社取締役に就任し、現在は人材紹介事業の統括兼キャリアコンサルタントを務める。『ミラパス』開発担当責任者でもある。

 

 

 

内定後に海外で経験を積む 『ミラパス』が好評の理由は、

「学生が持つ言葉にならない危機感」

ほとんど告知に力を入れなかったので、各回が学生でにぎわっているのを見ると、『ミラパス』の目指すところが学生とも共鳴できているんだなと実感があります。エントリーしている学生の傾向として、いわゆる名門大学に在籍している方々が多い印象です。また、8割が英語圏への留学経験を持っているのも特徴として挙げられます。学生自身が持つ、危機感にフィットして、内定後から社会人デビューまでを有意義に過ごしたいというニーズにはまりました。今回直接彼らと関わってみて、私たち世代が想像している以上に、学生は今の日本が置かれている状況をよく理解している。つまり、日本のマーケットがシュリンクしていくのを自覚していて、非常に高い目的意識を持っていることがわかったのです。

 そもそも『ミラパス』のサービスインについては、弊社のもともと展開してきた事業から自然に、かつ必然的に生まれたもの。HR事業として、外国人を日本の企業へ紹介しているわけですが、お客様の中から「中途で日本人も検討したい」というニーズが寄せられるようになりました。最近では日本人の新卒というニーズも増えてきたという背景もあります。しかも、弊社では海外に現地法人を複数展開しているのですが、うちに入社が決まったらまず、海外へ行ってもらうんです。研修の意味も込めつつ、当然今後の事業に有益だからなのですが、海外から戻った人たちは一様に目の輝きが違っています。こういうダイレクトに感じられる変化を見てきたため、こういうサービスはもっと多くの方が必要とするだろう、いや、活用すべきだろう、と思うに至ったんですね。
_DSC3424 社会的、経済的背景などもあります。昨今、内定後の辞退が相次ぐ中で、ある種「囲い込み」とも揶揄される必死の内定辞退をさせない方策が繰り広げられました。
学生においても、今のうちにもっとたくさんの企業を見てみたいのに、内定が出ると就活を続けることができないというジレンマがあり、この双方の不満をいっぺんで解消できるのが『ミラパス』が受け入れられている理由でもあるでしょう。しかも、私たちはこのサービスをその後を目した内定者研修としても企業にご利用いただいています。つまり、企業側と弊社で、その人材に入社後どういう成長を果たしてほしいか?を考えた上で、海外滞在中のプログラムを独自に構築するのです。たとえば、現在はまだベトナムに法人がない場合、将来的に参入する可能性を調べるために、どれくらいのマーケットが見込めるかを学生に調べてレポートさせる、などといった、非常に実地に即したプランを組むわけです。それなので、学生もすでに企業の一員という視点で海外での体験を送ることができます。

 

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最終的には「人」に帰着する。ゆえに目線を世界において自己として立脚しなくてはならない。

 私は仕事柄、日本を外から眺める機会が多いのですが、そうすると日本に対して危惧を覚えざるを得ません。社会を見てみても、少子高齢化に伴る労働人口の減少といった課題や、2050年にはGDPも世界7位にまでダウンすると予想される向きもあります。この危機感が非常にある。なぜなら、日本は資源を外国に依存しているので、最後は絶対的に「人」が資源となっていくはずですよね。だからこそ、今の学生世代というこれからを担っていくべき世代を鍛え、教育していくことは社会の責務とも感じています。日本単体で見れば限界がくることは否定できません。けれど、海外から外国人を招いて、または日本人を海外へ送り出す。この両輪でやっていくことで、日本が抱える懸念を解決していくべき「人」の面が育っていくと考えています。私は、日本はもちろん中国、カンボジア、ベトナムの地に住まい、仕事をしてきました。経済が発展していく空気をそれぞれに感じてきました。けれど、海外と日本において決定的に異なることが、『ヒト・モノ・カネ・情報』といった経営資源を見たときに、圧倒的に日本はこの「ヒト」だけが解放されていないというジレンマを感じてきました。 

健全さ、安心、安全を徹底。

人材のグローバル化で社会基盤をタフにしていく

 もちろん、外国人を日本の労働力として活用するということは多くの議論があるでしょうし、同時に体制や環境の構築、法整備等の解決すべき課題は多いと思います。人的に懸念される、異文化の共存というのも、間違いなくまず絶対に問題は起きる。起きるという前提で考えるからこそ、政府主導でなく私たちのような民間がやりきるということに意味があると考えています。それは当然ながら、社会が抱く不安を解決していく社会的責任を負って推進するということであり、そこに対しては非常に慎重に、安心と安全を最優先にしています。無理なグローバル化を進めるべきという議論ではなく、かつて戦争を経て何もかも失ってから、経済で世界2位まで飛躍的に成長した底力のあるこの国の行く末を、本気で考え抜いた事業です。「この先、どうなっていくのか」という閉塞感の中で迷子になっている25歳の日本人と、ASEANの25歳とを、同じ土俵に立たせてみる。外から日本を見つめ、理解することで、日本はまた覚醒していくと信じています。

 こうしたことを一つひとつ実現し、理想に向かっている最中です。日本語学校を開校するなども、こうしたビジョンを体現しています。教育だけを切り出した企業、留学だけの企業など、みんなそれぞれに展開していますが、教育から留学、人材紹介までとすべて行っている企業は数えるほどです。生まれた場所や肌の色、言語を問わずに、「自己として立脚」し、仕事をしていく世界。これが私の夢なんです。ビジョンの達成ですか?まだまだです。始まったばかりですよ。

【シロフネ編集部より】
海外勤務経験の豊富な新城さんが手がける『ミラパス』は、学生の未来へのパスポートを表現していますが、同時に新城さんの夢へのパスポートでもあることがわかります。現在までに180名の参加者がおり、現地法人があるJELLYFISHでは海外滞在中の生活面すべてのケアができる安心さが魅力の一つのよう。この夏休みから第一弾は渡航を予定しており、これからにますます期待ができます。

 

 

 

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